Life is a full time occupation / Thinkman
POPS
Thinkmanの1988年の作品。
Thinkmanは、ハワード・ジョーンズやロバート・パーマーなどのプロデュースで、一時期売れっ子だったルパート・ハイン率いるバンドだ。
実質的にバンド・サウンドのルパート・ハインと言ってよい。
本アルバムは、Thinkmanでは全3作中2作目に当たる。
Thinkmanの曲風は、彼の作品の中では、アクティブで少し勢いがある。
80’sの特徴・リバーブサウンドとエレキギターを使いつつも……
この作品は、アマゾンでLPで入手した。
深めのリバーブをかけたシンセやエレキギターと、タイトなリズムとの対比が随所に現れている。
ギターは少し濁らせている。
オルガンの音はM1だと思う。
曲のテンポはやや早めで、次の曲へ、次の曲へと、せき立てるようだ。
"Slow game"はベースが冒頭からゴリゴリと鳴っている(DX7だろう)リズム主体の曲だが、ハワード・ジョーンズの2nd(ルパート・ハインのプロデュース)に収録の"Specialty"とその点、似ている。
アルバム全体には、開き直った暗さとでも言うべきものが漂っている。ビートが確信的だし、絶対的な自信が感じられる。