GAME / Perfume
POPS
アイドル・グループPerfumeのブレイク後第1弾アルバムだ。
Perfumeが一躍有名になったのは、先行シングル『ポリリズム』(2007年)でだ。
Perfumeの経歴は、インディーズ時代の2003年から考えるのが適していると思う。
ファーストアルバムの"Perfume〜Complete Best〜"に収録されている曲が2003年のシングル『スウィートドーナッツ』以降だからだ。
そこから考えると、ブレイクまで4年かかっている。
2005年にシングル『リニアモーターガール』でメジャーデビューしてからは、2年かかっていることになる。
売れるのに時間がかかるというのはよくあることだとはいえ、アイドルとして活動しているということは、フレッシュなイメージも重要なわけだから、本人たちの焦りも相当なものだったろう。
タイトなスケジュールでの制作
メンバーが、制作期間が2週間しかなかった、と言っているのを、何かで読んだことがある。
『ポリリズム』『Baby cruising Love / マカロニ』が先行シングルとしてリリースされているので、その2曲以外の全曲が、この期間中にレコーディングされたことになる。
プロデューサーの中田さんの制作スピードは、信じられない程速い。
以降の作品の原型となるアルバム
このアルバム以降、⊿(トライアングル)、JPNと、音が洗練されては行くのだが、歌詞の世界も、曲調も、一旦ここで固まっている。
Perfumeの音楽のベースはハウスなのだが、いろいろな音楽の要素も混じっている。そのバランスも含め、音楽スタイル全体が、このアルバムで一回、完成している。
DVD付きで安く買えたという自慢話
発売当初は、売れているアーティストのCDだから安くなるだろうという予測がついていたため、ぎりぎりまで値落ちするのを待とうと決めて、放っておいた。
結局7年待ったのだが、どうせなら初回限定版にしようとアマゾンで探してみたところ、ここに来て変なプレミアがつき始めており、値が吊り上がりそうだったので、見切って買った。
ちなみに、通常版は二束三文で取引されている。