錻力の太鼓 / Japan
POPS
画像のリンクはCDのものだが、LPのリンクは画像の上の方が切れているため、こちらを使っている。私はLPレコードで所有している。
邦題は余り好きではないのだが(原題の"Tin Drum"の方がしっくりくる)、一応そちらで掲げておく。
Japanのアルバムは幾つか持っているが、このアルバムが代表作だと感じている。だが、ライブ版を除くと、これがラストアルバムだ。オリジナル・アルバムは、全部で5枚、1978~1981年の間に立て続けに出ている。非常に短命なバンドだったと言える。
YMOと活動期間が重なっており、メンバー同志の親交が深く、坂本隆一が4枚目で一曲書いている。
一筋縄では行かないポップロック
本アルバムでは、"Visions of China"を筆頭として、比較的ポップな曲が目白押しだ。暗い曲もあるが、暗すぎない。
Japanには、バンドとしては珍しいことだと思うのだが、シンセ使いが二人もいる。
デヴィッド・シルヴィアンとリチャード・バルビエリだが、二人ともProphet-5を巧みに操る。
シンセのパーカッション、特にゴングのような音は、ほぼリチャード・バルビエリの手によるもののはずだ。
不規則倍音(きれいではない、濁った響きのこと)を多く含んでいて、アジアンな響きを出すのに一役買っている。