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POPS

元スーパーカーのフルカワミキ率いるLAMAのファースト・アルバム。

ロックとエレクトロニカが融合した過激な音楽だ。

LAMAは2016年6月10日現在でアルバムは2枚出している。
本作は比較的ポップだ。

メンバーから音楽性が類推できる分かりやすいユニット

LAMAは、元スーパーカーのフルカワミキ(ベース・ヴォーカル)とナカコー(ギター・ヴォーカル)、ギタリストの田渕ひさ子、エレクトロニカ系アーティストの牛尾憲輔(演奏はしないが、シンセサイザー)の四名から成る。

田渕ひさ子は元ナンバーガール(リーダーは向井秀徳)のギタリストだ。
90年代以降のロック・ギターの名手で、彼女の奏でるギターは過激でソリッドな音色が特徴だ。
一発でその人だと分かるタイプのプレイヤーだ。
LAMAで使用しているギターは、テレキャスタータイプだと思われる。

メンバー構成が、ロック+エレクトロニカという音楽性にそのまま反映されている。
ただ、音が洗練されているので、ギターが轟音で鳴っているわりには、聴きやすい。

一作目は、内観的でありつつもポップ

制作は、コンピュータでファイルをやりとりしながら作る方式をとっていて、よってたかって音を足していくようにして完成させている。「専用のサーバーを用意した」とフルカワミキがコメントしている。
牛尾憲輔がソロプロジェクトで海外と日本を行ったり来たりしていて、メンバー間でスケジュールが合わせにくかったのが主な原因らしい。

ファイルを油絵のように足していく作曲方式のせいか、楽曲の構成としては一定のパターンの繰り返しをベースとして肉付けした感じがあり、単調になるすれすれまで行ってはいるのだが、牛尾憲輔のシンセ音にバリエーションがあるので、かろうじてめりはりがついている。

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