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ホルン協奏曲 / モーツァルト

モーツァルトのホルン協奏曲は、モーツァルトらしい明るい旋律で書かれていて、あまり神経質に聴こえない曲の代表、というイメージがある。

モーツァルトがホルンのために書いた作品で『協奏曲』として作ったものは、ホルン協奏曲第1番~第4番しかないらしい。

モーツァルトでも、オルガン曲はバッハに似て、複雑な響きがある。
また、楽器の数の少ない協奏曲だと、楽器を替えて同じ旋律を聴かせる演出ができず、より音型を凝ったものにするためか、複雑で難解になる。

一般に、協奏曲には、決まった形式がないものと思っていたが、このホルン協奏曲に関しては、ソナタ形式か、ソナタ形式での主題を独奏楽器と合奏で変形させつつ交互に鳴らす協奏風ソナタ形式が用いられている。(第1楽章にだ。)

フーガなどと比べると、比較的リラックスして聴けるかも知れないが、だからといって、直感的でも単純でもない。
ちゃんと計算されているのだ。

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