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ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 / シベリウス

シベリウスは、フィンランドの作曲家で、民族音楽からメロディーを持ってきているので、国民学派に入ると思うのだが、作曲技法からすると、ロマン派に当たるはずだ。
生没年は1865~1957年なのだが、ロマン派後期辺りから、その作曲家の生きた年代だけでは、作曲法に基づいて分類する材料としては不十分になってくる。個性の時代に入るからだ。

今のところ、このブログでは、クラシックに関しては、協奏曲や交響曲を中心に採り上げて感想を書いている。
シベリウスは交響曲の作曲家と言って良いらしいので、題材として、持って来いだ。

テーマに関しては、音が跳躍する箇所が多々見受けられる。

構成は、使われている古典的な形式については、厳格な印象だ。ただ、協奏曲と言うには、主役のヴァイオリンがかなり目立っている。跳躍する音程のせいもあると思うが。
形式について守っているせいで、かえって、旋律が際立った個性を楽曲に与えている。

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