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『吉田類の酒場放浪記』

BS-TBSで好評放送中の、安い大衆酒場を巡り歩くグルメ番組だ。

ケーブルTVのTV放送サービスに加入したため、普通に見られるようになった。
これまででも、YouTubeでは少し見たことがある。
以前から気になっていた長寿番組だ。

レポーターの吉田類さんは、本業はイラストレーターだ。
まったりとした独特な絵を描く(クオリティは非常に高い)。
もっとも、元々は画家らしい。妙に雰囲気のある人だと思ったら、独身だということだ。
吉田類 – Wikipedia

番組で表示されるプロフィールでは、俳句の会も主催している酒場ライターとして、紹介されている。
あまりイラストレーターだということを本人がことさらにアピールしないだけなのか、それとも番組側が良く認識していないのか、その辺ははっきりしない。

あらためて普通にTVで視聴して気がついたのだが、吉田さんは、レポーターとしては、マイペースでゆっくりとしてはいるものの、ひとつひとつのコメントは、画面越しにこちらを見ながら、しっかりと確認するかのようにしゃべっている。

また、番組の終わりに、その回の内容に即した俳句を披露するのだが(とはいえ、季語を守っているかどうかは分からない)、これが存在感がある。

難点は、TV番組にしては、テンポがゆっくりとし過ぎていることだ。
レポーターに付き合うつもりで見るゆとりが、必要になる。

テンポが気になるなら、姉妹番組の『おんな酒場放浪記』の方が、よどみなく流れていく感じはある。
ただ、こちらはより雰囲気がライトだ。
俳句も一応あるが、おまけと考えた方が良いだろう。

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