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⊿(トライアングル) / Perfume

Perfumeの3枚目のアルバムだ。DiskUnionで中古で通常版を手に入れた。950円くらいだった。
ここまで値落ちするのに、発売から5年待った。

DVD付きも同じ売り場で見つけたのだが、ビデオクリップでまともなバージョン(TV-Spotでないもの)で収録されているのが”I still love U”1曲しかない。それで1450円くらいだった。
買うという選択肢もあったが、こちらは選ばなかった。

売り場には、”GAME”以外のアルバムはすべて揃っていたのだが、購入は別な機会に譲ることにした。
今のところ、Perfumeのアルバムで持っているのは、これだけだ。
今現在、Perfumeは売れているので、少なくとも、売れている期間中のCDは数が出ていて、中古で手に入りやすい、と判断している。
ただし、手放す人がいる、という前提での話だ。それもいる、と考えている。

“love the world”はシングルで既に持っていたので、アルバムを通して聴くのは待ち遠しかった。
シングルの方は、カップリングで”edge”のオリジナルバージョンが入っていて、アルバムとバージョンが違うことを知っていたので、先に入手しておいたのだ。
(ちなみにこれも、値落ちはそれ程していなかったが、中古で購入していた。)

音は圧巻だ。
最近のポップスは、音圧を一定になるくらいまで極限に上げていて、レベルが最大で一杯なので、アンプで音量を最小に絞っても、ヘッドフォンではそれなりに大きくなってしまう。
耳に優しくすることを考えるなら、本当はスピーカーで鳴らしたいところなのだが。

楽曲として興味深いのは、歌入りでは”Kiss and Music”と”Zero Gravity”だ。

“Kiss and Music”は、コードやメロディー自体に変わったところはないのだが、節回しが歌詞との組み合わせでかっこよく聴こえる箇所がある。バッキングがエレピを連想させるのも、雰囲気があって良い。

“Zero Gravity”は、構成は普通なのに、変わって聴こえる。フレーズのせいだと思うが。
クラシックのロンドに近い。主な旋律があるというより、各部が独立したものが、並んでいる感じだ。
テクノにはそういう曲が多い(Perfumeは、音楽はハウスだが、構成がテクノに似ている。)
短調の曲だが、メロディーに半音で動く箇所があったり、8/8拍子なのに16分音符の部分があったり、導音が部分的に登場したりと、スリルがある(音階の第7音が半音上がるということ)。
和声でも、主音が同じ長調のI度がさしはさまれたりする(音階の第3音が半音上がるということ)。

インストに近いものでは”Speed of Sound”が、これも”Zero Gravity”と同様、構成は比較的単純なのだが、変わって聴こえる。ロンドの様に、曲全体の中心がないかのように、ぼかされて聴こえるということだが、何とも不思議な感覚だ。

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