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1ctワン・カラット/Carat

今回はCDのレビューだ。

DJ&ダンスヴォーカルユニットCaratのファーストアルバム1ctワン・カラットを紹介する。

……と言っても、メンバー構成など、詳しくは上記のオフィシャルサイトへのリンクを参照されたい。

要は、5人組のガールズユニットだ。
ダンス中心のグループだが、珍しいのは、DJが一人、自然な形で入っているということ。

ピップホップのグループでDJがいる、という構成はよくあるが、ダンスユニットでは、ほかに例がないのでは、と思う。
ダンスはピップホップダンスのようなので、おかしくはない。

音楽の中身だが、Perfumeなどでおなじみのエレクトロ・ポップだ。
(Perfumeは厳密には、エレクトロ・ポップの中では、音楽はハウスだが。)
ヴォーカルはAutoTuneを駆使したスタイルで(ケロッと裏返ったりする)、肉声ではここまでリリースされた作品では、ほとんど入っていない。

今回のアルバムは、トータルでバランス良く仕上がっている。
これまでに発表された曲に新たな曲が加わり、リミックス曲でつなげているのだが、そのリミックスの仕方が、ノンストップDJリミックスではなく、原曲を崩し過ぎていない80年代スタイルなので、ごみごみしていない。

歌詞は、等身大の女の子の気持ちを歌っている……ということになるが、聴いてみれば分かる。
「刹那」を感じさせる。

作詞家は一人しかいないようだ。この、名前から判断して女性らしき作詞家が、詞の世界観を作っている。
このおかげで、サウンドの面でもそうだが、アルバム全体に統一感がある。
音は、エレクトロニカ以降のものだが、音楽自体は80年代から相当引っ張ってきている。

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