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最近気になるガールズユニット

Caratの記事を書いていて、一口にガールズユニットと言っても、ジャンルというか売り方、あるいはコンセプト、グループの成り立ちが随分違うことが気になったので、まとめてみようと思う。

今回紹介する3組のアーティストはすべて、ガールズ・ダンス&ヴォーカルユニットに分類されるというか、パフォーマンスとして歌とダンスの両方を行うグループで、偶然だが5人組という点も共通している。

まずは東京女子流だ。

ダンスが達者で、パフォーマンスでは動きの切れの良さから、そちらに目が行く。
AKBなどを見慣れている人が見ると、びっくりするかも知れない。

だが、彼女らは歌が中心だ。

音楽は80年代ブラックコンテンポラリー(最近で言うと洋楽のR&Bに含まれるジャンル)に通ずる垢抜けた作風だ。
歌詞は、非常に作家性が高い。

今回紹介するグループの中で、作品を勧めるとすれば、聴く耳のレンジを広げるという意味では、この東京女子流がイチ押しだ。

アイドル的な売り方をするグループの中では、異色の存在と言えるだろう。

ある時期から、ファンク寄りの歌謡曲を前面に打ち出すようになったが、歌を聴かせることを中心に据えたバラードも、もう一つの特徴と言える。

歌とサウンドとは、意図的にミスマッチさせている。

次は、9nine。

このグループに関しては、紹介していて言うのもなんだが、音楽はちゃんと聴いていない。
だが、どうもまとまりはなさそうだ。

分類すると、ダンスがうまいアイドルグループになる。

全員が、モデルなど、他の芸能活動の方が本業のようだ。
この点は、とても変わっている。
女優もモデルも、見た目が職業的に重要な要素に入るが、そのせいか、よく見ると、風貌がとても個性的だ。

どうでもよいことだが、服はただ着せているだけという感じがする。それでも絵になってしまう。

結成当初は、アーティスト名の通り、9人組だったらしい。
そのことからしても(多人数攻め)、いかにも売るための戦略を考えたグループという雰囲気が、漂ってくる。

売れ始めた(メディアへの露出として、テレビで見られるようになった)のは、女優の川島海荷が加入してからだ。

最後はCaratだが、分類としては、ダンスグループだ。

ダンス以外の特色として、コスチュームやファッションにも力を入れている。ややカリスマ的だ。

この辺は、ファッションに詳しい女の子にとって、つぼにはまるものがありそうだが、狙ってそうしているというよりは、自然なキャラクターとしてそうなっている。

以上3組を挙げてみたが、どれも同じガールズユニットとは言っても、エンターテイメントとして、ひとくくりにできないことが、分かってもらえるだろうか。

AKB、スーパーガールズ、Exileの妹分など、それほど興味がないグループもたくさんあるが、つくづく最近はジャンルの細分化が進んでいると思う。

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