『バディ・コンプレックス』放映終了と、原作者「矢立肇」について
サンライズの「王道ロボットアニメ」を謳った『バディ・コンプレックス』の、13話のTV放映が終了した。
物語はまだ続くらしいのだが、新たなTV放映は決定しておらず、告知を待つほかない。
原作者としてクレジットされている「矢立肇」という人物は、昔からよく目にするのだが、改めて調べてみたところ、実在の人物ではなく、サンライズのアニメ作品企画部の合同ペンネームだそうだ。
矢立肇 – Wikipedia
ちなみに、冗談で以下のような記事も書かれている。
「矢立肇」が実在の人物だとする創作による経歴が、載っている。
矢立肇 – アンサイクロペディア
まあ、「矢立肇」の存在は、夢のある話には違いないのだが、どうも子供の頃からだまされていた感じがなくもない。
何せ、あのガンダムの原作者として、富野監督と一緒にクレジットされていたのだから。
アニメ本編の話からそれてしまった。
タイム・パラドックスものとロボットものの合体で、パラドックスそのものは、13話で解決されるのだが、ドラマは、
①主人公と、その対となって闘うパイロットとの友情と
②主人公と、ヒロインとの好意的な関係
のふたつを主軸に展開されているため、
まだ先へと物語が続く可能性を残している。この辺は、うまい終わり方をさせていると思う。
余談だが、「矢立肇」名義の作品では、人間の業を描いていて、舞台が地球全体のものが多いように思う。(外国人が登場するということ)
また、テーマが王道……奇を衒っていなくて分かりやすい、感情移入しやすい、というイメージもある。
すっかり、この人物が実在するものと思っていたのも、このせいだ。
この作家の作風がそうなんだ、と思い込んでいたのだ。
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